文章などにタイトルを付ける際の参考にして頂ければ幸いです。

『1000兆個の腸内細菌を使って10キロ楽にやせる方法』藤田紘一郎 著(KADOKAWA)
タイトルに「数字」を使うと、説得力が出ます。しかし「10キロ楽にやせる」という文言は、インパクトは大きいものの禁じ手に近いといえます。著者は医学博士なので自然科学について「誇張表現」を容易に使うと、書籍全体に対する信頼が薄れます。みなさんはマネをしないことをおススメします。ここには編集者や出版社の意向が強く及んだと考えられます。

『アンチエイジングの切り札! 毛細血管は「腸活」で強くなる』藤田紘一郎 著(ワニブックス)
タイトルは、最も王道と考えられます。「アンチエイジング」、「!」、「腸活」などインターネットの検索キーワードで注目を集められそうな印象です。

『2週間で腸内「ヤセ菌」を増やす最強ダイエットフード10』藤田紘一郎 著(ワニブックス
良い点は「ヤセ菌」です。著者は医師なので詳しい専門知識を前の書籍で詳しく解説しています。しかし、専門的な知識を解説し過ぎると、一般的の読者は着いて来なくなります。そこで、これらを
ヤセ菌という言葉を創ることによって、詳しい解説の大部分を省くことができる上、痩せたい願望が強い人の目を引き付けることができます。

悪い点は「ダイエットフード」です。そもそも「ダイエット」は「常食を取る」という意味です。そういう意味では、ダイエットすると痩せている人は体重が増える太っている人は体重が減ります。しかし「ヤセ菌」と「ダイエットフード」を並列すると「ダイエット=痩せる」という意味に取られかねません。

言葉は、時代と共に意味が変わるので「ダイエット=痩せる」と解釈しても構いません。しかし、元の意味と真逆の意味に解釈することは、大きな誤解を招く危険性があります。みなさんがタイトルを決めるときも十分な注意を払わないと、自身の信頼を失う恐れがあります。ここにも編集者や出版社の意向が強く汲んだと考えられます。