Peatix 利用者が解説! 使い方・比較・手数料・払出しなど。PayPalやネットバンキングの情報も併せて掲載♪
本記事では、オンライン集客ツールに関する周辺の知識をイベント主催者向けに解説します。
使い方などの比較
Peatixとは、お金の管理や告知機能があるイベント集客サイトです。不特定多数にチケットを販売するイベントに欠かせません。日本を軸にサービスを展開しています。人気の秘訣は有料チケットを発行しなければ、無料でサービスを利用できるところです。
私が主催するイベントで数回利用しましたが、同じくイベント集客サイト「こくちーず」のほうが集客できました。一方で「Peatix のほうが集客できた」という知人もいました。
実際のところイベントにマッチする参加者がどちらのサイトに多いかによるので、集客力に関する評判の良し悪しを結論づけることはできません。
PayPalとは、お金の送金・管理をインターネット上で行うサイトです。仲間うちのイベント開催やお金の受け渡しを行うときに適しています。世界レベルでサービスを展開しているグローバル企業です。
請求書の設定画面で簡単にチケット別のひな型を作る、請求書番号を振るなどの便利な機能もあります。これらの機能を使って「イベント案内」と「支払い窓口」をメールで個別に送れるのも魅力的です。
(なお、こくちーずにはPayPal経由で参加費を徴収するシステムがあります。会場での当日払いや直接やり取りによる銀行振り込みは手数料は掛かりませんが、このシステムを活用した場合は、以下のPayPal手数料+こくちーず手数料(売上の2.4% + 60円/1件)が掛かります。)
手数料について
Peatixの概要
Peatixの計算表
PayPalの概要
PayPalの計算表
Peatixは有料チケット1件につき99円と売上の4.9%、PayPalは1件につき40円と売上の3.6%の手数料が発生します。
前に説明したようにPeatixは集客ツール、PayPalは送金ツールで各々の役割が違うので、どちらの手数料が高いかを比較してもあまり意味はありません。
上記の計算表の注目ポイントは、表の右端『手取り率』です。チケット単価や売上が高いほど手数料の負担は小さくなります。頑張った分だけ利益も増えるのは嬉しい限りです。
ただし、あまり欲張ると参加者が集まらず用意した会場の費用だけを支払う恐れがあります。これはイベント主催の初心者によくある失敗です。初回から3回目くらいまでは利益のことは忘れて、参加者が満足するイベント作りにだけ集中することをおススメします。
払出し手数料について
Peatixは手数料を圧縮できませんが、PayPalはお金をまとめて引き出せば手数料を節約できます。
なぜなら、それぞれ手数料が発生するタイミングが違うからです。Peatixは1イベント毎に210円、PayPalは引き出し時の金額に応じて手数料が発生します。
※ Peatixの「払出し手数料」とは、Peatix側から主催者の口座への振込手数料を意味します
ネットバンキングの勧め
イベント主催者としては、イベント開催後の面倒な管理の手間やムダを省いて、コンテンツの提供だけに集中することが大切です。イベントの内容は充実していても段取りが悪いと、参加者のコンテンツに対するイメージまで悪くなります。
参加者の立場で考えても、事前に参加費を支払っておいた方が当日のムダな作業を削減できる、紛失・盗難の危険性を抑えられるなどのメリットがあります。
そこで、ネットバンキングをお勧めします。ATM経由では振込手数料が掛かる銀行でも、インターネット経由では同じ銀行間の振込手数料は原則、無料です。ゆうちょ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などの大手銀行なら、多くの参加者が口座を持っているはずです。楽天銀行、新生銀行などネット専門の銀行なら、他行宛て振込手数料も少額で済みます。
また主催者は、わざわざ参加者の振込を確認するためにATMに足を運ぶ手間を省けることも見逃せないメリットです♪
(もちろん、Peatixやこくちーずにある決済サービスを利用した方がムダな手間を省けます)
まとめ
継続的にイベントを開催するならPeatixが適しています。グループ機能を使えば、イベントを開催していないときでも興味を持った参加者が登録してくれるかもしれません。
また、イベント以外の手間を極力省きたい方はメインの告知窓口は作り込み、Peatix内の告知は簡単に済ませ支払窓口専用とする応用的な活用方法もあります。
お金のやり取りだけで済むプライベート的な小規模イベントを開催するときは、PayPalが適しています。
また、参加者がアカウントを新たに取得する面倒さを考えると両方を準備……いや、それどころか話題のスマホ決済サービス「 ○○Pay」なども含めてできるだけ多くの決済手段を準備することをお勧めします。
イベント管理やチケット販売に慣れないうちは大変な作業になりますが、回数を重ねるうちに、残すべき支払いサイトが分かり始めます。
どうですか、イベント作成の理解は深まりました。
このような余分な作業は、できるだけを短くして
コンテンツの中身を充実させることに集中しましょう♪
あなたのお役に立てたなら嬉しいです。仕事の成功をお祈りします。
<調査日:2020年9月1日>
※ 記事の内容は上記の日時に調査したものです。記事を参考にされる場合はご自身の責任において最新情報を必ず確認して下さい
最新ウラ話
Peatixを使いつづけた結果を追記します。
1.公開ページの「いいね!」アイコンが正常に機能しない
募集ページの「いいね!」の数が異常に増える障害らしき現象もありました。どうやら、閲覧者数を誤ってカウントしているようです。現在、この「いいね!」の機能は停止されたようです。ちなみに、こくちーずでは不正のカウントは見られず、現在も正常に機能しています。
2.トラブル対応時の担当者が……
開催日の約2ヶ月前にイベントを公開しましたが、1ヶ月前近くになっても表示されませんでした。しかし問い合わせ窓口に連絡すると、すぐに掲載されました。その後同じ内容のイベントを掲載したときは、すぐに検索結果に表示されました。この件について問い合わせると「お答えできません」だけでした……。
また別の案件でサイトに問い合わせときのこと。Peatixの募集ページへの流入元サイトを表す円グラフが表示されたり消えたりしました。募集中のほとんどが消えた状態で、この件について問い合わせると「Googleアナリティクスと連動しています」だけでした……。
※ 正常に機能していればPeatix検索, google検索, Facebookなどの内訳が表示されます。
3.イベント作成後のぺージビュー数が……(2023年3月の情報)
イベントを作成して数日後、ページへの流入元について件数とサイト名が表示されます。しかし、自社HPのアクセス数よりもpeatixがカウントするアクセス数のほうが多いという謎の現象が起きています。さらにイベントをFacebookでシェアする前にPeatixでFacebookのアクセスがカウントされる謎の現象も発生しています。そして、peatixから有料の集客サービスの案内が届きます……。
こくちーずよりもPeatixのほうが良い点を上げると、参加者の料金支払い窓口が広いことです。Peatixは参加者のカード決済利用の審査に通りましたが、こくちーずの審査は通りませんでした。