実務のリアル! 社長の机が大きい理由と「あなたの仕事の未来」の話
1社だけに勤めて生涯を終える社会人は、
もはや、昔話の登場人物という時代が近づいています。
このことはあなたの現在の肩書きが何であれ、
経営者目線が求められる時代を意味します。
ところで、あなたは社長の机が大きい理由をご存知でしょうか……。
あなたへの問い
その前に経営者の仕事について触れておきます。
経営者の仕事は「生の声」、「現在」、「未来」の3つの視点が強く求められます。
たとえばエクセル操作のトラブルに30分もかけていては、経営者としては残念です。
経営者は生の声に耳を傾け、お客さまが求めていることと
会社という仕組みを上手く動かすための情報を得ることが仕事です。
つまり、社長の机が大きい理由は従業員がまとめた報告書などの情報を
大きな机に並べて、高い視点から現状を把握するためなのです。

大きな机に並べて、高い視点から現状を把握することで
ようやく会社の高い位置にいる経営者として、
遠い未来を視野に入れた決断の準備が整います。
落とし穴
しかし、従業員がまとめた情報には重大な欠点があります。
それは経営者と従業員は見えている景色が違うことです。
これをお互いが理解せずに仕事していると、経営者と従業員の関係が悪化します。
割り当てられた仕事を優先するのが従業員、
事業を成功させるために従業員のチカラを借りることが経営者の仕事です。
立場が違えば、役割が異なり、見え方にも違いが生まれます。
「経営者と従業員の見えている景色の違い」というミゾを穴埋めするために
経営者は実際に現場に足を運んで生の声を確かめます。
これが優秀な経営者が現場の声を何よりも大切にする理由の1つです。
あなたの現状

では、小さな机では、どうでしょうか……。
誰かがまとめてくれた貴重な情報を並べられるでしょうか。
貴重な情報は宝の持ち腐れとなり、経営者は従業員に感謝しません。
「人は自分を映す鏡」と言うように、もちろん従業員も経営者に感謝しません。
このような会社では
お葬式のように下を向く人ばかりが集まる会議、
イチャモンを言い合うことが目的のようなミーティング、
「忘年会って、残業代は出ますか?」というメンバーが現れたりします……。
新しい一歩を踏み出そう
会社が用意してくれた机の大きさを勝手に変えることはできません。
しかし、机の上なら変えることができます。
パソコンに詳しい方なら、机の上を主記憶装置に見立てて下さい。
散らかり放題で、ホコリが溜まっているような状態では正常に機能を果たせません。

これらのことはあなたが普段、頭の中で考えている物事にも当てはまります。
机の上はあなたの頭の中の状態であり、あなたの未来を映し出した鏡です。
経営者目線が求められる時代に準備するための姿勢は机の上に表れておらず
仕事の質に差が出るのは、遠い未来のことではありません。
明日、あなたが朝一番にするべきことは一体何でしょうか。