腸活情報まとめ! 6大栄養素、食物繊維を食べる理由、名著ご紹介など♪

あなたが食事をするときに気にしている栄養素は何ですか。

5大栄養素を管理できればパーフェクト! と言いたいところですが、

面倒な話しは一旦忘れて、本記事では新しい食事の楽しみ方をお届けします。

最新の栄養素とは

6大栄養素

私が子どもの頃は5大栄養素でしたが、今は6大栄養素と学校で習うようです。「炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル」に「食物繊維」が加わりました。

なぜなら、食物繊維が健康的な生活に欠かせないことが科学的に判明しつつあるからです。

食物繊維を含む食材

食物繊維は、油っこい食べ物と一緒に食べることで腸内の脂分をからめ取って体外に排出したり、腸内を通ること自体が刺激になって腸を元気にしてくれたりします。

ただし、これは本記事が伝えたい「食物繊維を食べる理由」ではありません。

これまでの考え方

以前の5大栄養素の考え方では、食べた栄養成分が身体に吸収されるということでした。たとえばビタミンを含む食べ物を食べなければ、ビタミンが吸収されることはないということです。

しかし、最近の研究では食べた物に含まれない栄養成分を身体が吸収していることが次々に明らかになってきました。

微生物との関係

食べた栄養素以外に○○を吸収!?

ウシには胃が4つあることが知られています。その内の1つは人間の胃と同じように消化の機能を果たします。他の3つの胃は食べた物を細かく砕いたり、微生物を住まわせたりしています。

ウシは、自身が消化できない食物繊維を微生物によって分解させて、分解後に生まれた成分を吸収しています。さらに、その微生物自体もウシは吸収しているのです。

そうです。「腸活」の主人公は、微生物です!

微生物群

ウシと違って胃が1つしかない人間の体内で、微生物が活動するのは「腸」です。だから、腸にいる微生物に食物繊維を与えることを「腸活」といいます。※ 後に補足あり

このように考えると、5大栄養素から6大栄養素に変わったのも納得です。これまでも人間の体内にも微生物がいることは知られていましたが、それは「○○ヨーグルトが良いらしいよ。」や「発酵食品が……」くらいの話しで、科学的な解明は不十分でした。

新しい食事の楽しみ方

前のについてですが「腸活」は大きく分けて「プレ・バイオティクス」と「プロ・バイオティクス」の2種類があります。(両方を組み合わせたものを「シン・バイオティクス」といいます

プレ・バイオティクスとは、腸にいる微生物の栄養となる食品を食べる腸活のことです。この微生物の栄養となるのが食物繊維です。

プロ・バイオティクスとは、私たちが普段の食事で食べるヨーグルトや味噌などの発酵食品を食べる腸活のことです。発酵食品には、先ほど解説した微生物が含まれています。つまり、食べることで腸に特定の微生物を取り込むことです。

このようにして食べ物を選ぶ優先順位が変わったため、6大栄養素として食物繊維が加わったのではないかと、素人ながら私は考えています。

そもそもの食事について

後にご紹介する書籍の1冊はイギリス人の目線で語られていますが、そもそも欧米人と日本人とでは身体の作りが違います。というのは日本人よりも明らかに体格が大きい欧米人と同じように、タンパク質が多い食生活を送ることには疑問を感じます。

それどころか世界規模で見ても、魚や肉などのタンパク質を食べる量が増えています。その代わりに食物繊維を食べる量が減っているのが現状です。

このことが何を意味しているかというと、腸にいる微生物の栄養が少なくなっていることです。微生物の栄養が少なくなれば、もちろん微生物にとって良いことではありません。これを受けて「微生物を食べましょう♪」と、ヨーグルトなどが推奨されているのではないでしょうか。

ちなみに、私は味噌を食べてプロ・バイオティクスに取り組んでいます。今では少なくなりましたが、店によって異なる伝統の麹菌(味噌づくりに必要な微生物)を使った味噌専門店の味噌を食べ比べると、ビックリするくらい美味しい味噌に出会えることがあります。

小旅行の旅先で味噌専門店を探すことを「味噌活(ミソカツ)」として、個人的に楽しんでいます。もともと日本人は昔からさまざまな食事に味噌を取り入れていました。日本には医者に金を払うよりも、味噌屋に払え」という言葉があります。また「身土不二(しんどふじ)」という言葉もあるように、自分が住む土地の食べ物を食べることが身体に合うのは賢人の知恵ではないでしょうか。

育てるための食事

しかし、いくら微生物を食べても食物繊維がなければ、微生物は育ちません

そこで、腸活として「プレ・バイオティクス」

つまり、食物繊維を食べよう♪ ということです。

では、どのように食物繊維を食べるのかというと……

詳しくは後ほどご紹介する書籍を参考にして下さい。

ちなみに、私はタマネギとキノコを中心に食物繊維を摂っています。

波紋のように広がる腸活シーン

今、この分野について世界中の研究者たちが独自の視点で研究を進めています。

医療、農業、環境、ヘルスケア、バイオテクノロジーなど幅広い分野で。

このため食」という枠組みを超えて、私たちの日常に「腸活」というキーワードが登場する日は近いかもしれません。

以下に紹介するおススメの書籍も、それぞれの立場から「腸活」が語られています。他にも数多くの関連本がありますが、私の基準で優先順位を「興味深さ」「実践しやすさ」として紹介します。

背景がユニークな名著

あなたの体は9割が細菌

※ 出版社による書影掲載の許可取得済み(2020/12/14)

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた:アランナ・コリン 著、矢野真千子 訳(河出書房新社)

何の不自由もなく健康的な生活を送っている人と、子どもの頃から病気がちの人では、世界の見え方は異なります。著者は、自身の突発的な病気から微生物に注目するようになります。つまり、自身の突発的な病気によって、健康的な生活から病気がちの生活に世界が一変したのです。このことがキッカケで、著者は腸活に関する微生物を研究するようになりました。

また著者の研究には、科学技術も味方しました。以前から腸活に関する微生物に注目した研究者はいましたが、いくつかの壁が立ちはだかっていました。それらを乗り超えられたのは、DNA鑑定技術の向上のおかげです。

DNA鑑定技術は2000年以降、急速に進歩しました。これまでは生物1匹のDNAを解明するのに相当な時間が掛かっていましたが、科学技術の進歩によって、何十匹、何十種類もの生物のDNAをスピーディに鑑定できるようになりました。こうして体内の微生物のナゾは解明されつつあり、腸活研究は大きく発展したのです。

特に、女性には1日も早く手に取っていただきたい名著です。最後は、作家の枠を超えて一人の女性としての決意が記されています。

手っ取り早く「腸活」の情報だけを知りたい方は「腸の力」であなたは変わる: 一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法:デイビッド・パールマター及びクリスティン・ロバーグ 著、白澤卓二 訳(三笠書房)をお勧めします。

理由を分かりやすく解説した名著

毛細血管は「腸活」で強くなる

※ 出版社による書影掲載の許可取得済み(2020/12/14)

『アンチエイジングの切り札!毛細血管は「腸活」で強くなる:藤田紘一郎(ワニブックス)

前の書籍は340ページ超もあるので、読書が苦手な方や生物学の知識が十分でない方には、ハードルが高いかもしれません。このため「自分に腸活が必要な理由」について、読者自身がピンッと来ないかもしれません。そこでお勧めするのが、こちらの書籍です。

こちらの書籍はページ数を抑えて「腸活」を分かりやすく解説しています。著者が医師ということもあって、身近な病気や健康に関する解説も豊富です。また「これだけを食べなさい!」といったストイックな食事を勧めることもない点も好感が持てます。腸の病気を患っておられる方にもお勧めです。体調が不調になる理由なども分かりやすく解説しています。

腸活 ビフォー アフター

「プレ・バイオティクス」と「プロ・バイオティクス」についても、こちらの書籍で丁寧に解説されています。

具体的な実践法を紹介した名著

腸内「ヤセ菌」を増やす最強ダイエットフード10

※ 出版社による書影掲載の許可取得済み(2020/12/14)

『腸内「ヤセ菌」を増やす最強ダイエットフード10:藤田紘一郎(ワニブックス)

こちらは前の著者が考えた料理レシピ本です。多くの情報サイトでは、食物繊維の摂り過ぎについて触れていません。おそらくサイト運営者などが考える一般的な食事では、食物繊維の摂り過ぎは起こり難いと考えているからのようです。しかし実際のところ食物繊維を摂りすぎると、身体に良くないことが起こり得ます。1つ前に紹介した本「毛細血管は腸活で強くなる」では、食物繊維を摂る量の目安などの解説もあるので併せてご一読することをお勧めします。

最近の風潮として「ヤセる」や「ダイエット」などのキーワードが乱用されがちです。このため「ヤセ菌」というキーワードに怪しさを感じるかもしれません。公平・公正な意見を言うと、明らかに体重オーバーの方は体重が減るし、ガリガリの方は体重は増えます。

しかし、実は(少なくとも)著者が「ヤセる」というキーワードを使う理由は他にあります。この点については、前の2つの書籍でも科学的な視点による解説があります。気になる方は3冊ともご一読することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか。

食に興味がない人にとっては、

これまで肉(タンパク質)野菜(ビタミンなど)に目を向けていたかもしれません。

しかし、食に興味がなくても健康を維持するためには食物繊維が重要だったのです。

これからの食事では、ぜひ食物繊維に目を向けて下さい。

近い将来「食物繊維200g以上のお品書き」といったメニュー表

街中の飲食店が当たり前のように提供する日は近いかもしれません。

毎日を健康に過ごすことは、とても大切です。

規則正しい生活を送ることは「医療費削減」の意味において、誰にでもできる社会貢献です。

食事を楽しみながら始められる「腸活」

あなたの日常に取り入れてみませんか♪