ワンランク上へ! 棒グラフ作成方法を解説 ~秘訣は「外れ値・層別」にあり!~

「棒グラフくらいで、何が分かるんだよwww」と思っているかもしれませんが、断言します。

分かる人には、分かるモノがあります!

棒グラフ

ここでは「売上」について考えます。ある日、Aさんは遊園地の3ヶ月間の売上を集計して会議資料を作成するように指示されました。集計するだけならExcelを使って合計平均を表示すれば資料は完成します。
しかし、Aさんは、ただ者ではありません。上司に認められようと目をギラつかせて、棒グラフ作成に命を懸けています。なんと資料を作成する中、18日だけ平均売上高よりも明らかに大きいことに気づきました。さらに、7日間のうち2日間は他の日よりも売上が増加している法則まで発見したのです!1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目も法則は成立しているではないですか!!!
世紀の大発見にテンションを急上昇させながら、会議資料の棒グラフとともに備考欄に「18日の売上、7:2の法則のこと」を掲載することを上司に相談します。すると、

「18日は、当社の10周年記念だったからね。」

つづけて

「遊園地に遊びに来やすい土日の売上が多いのは、当然でしょ。」

……チーン……

では、どのような知識があればAさんは、上司をうならせることができたでしょうか。

まずは「外れ値(はずれち)」についてご紹介します。

外れ値(はずれち)

外れ値の話しをする前に、棒グラフをはじめとするグラフ全般の説明を補足します。冒頭で「分かる人には、分かるモノがあります!」と書きましたが、そもそも「なぜ、グラフ化するのか?」ということです。それは直感を活用するためです。あなたは前のグラフ以下の表のどちらが情報をすぐに理解できそうですか。

もちろん、前のグラフの方が瞬時に多くの情報を理解できるはずです。

これが直感を活かすということです。

さらに外れ値という知識どのように応用できるかというと、以下のグラフの通りです。

いかがでしょうか。18日の売上が突出していることに加えて、6,7日からはじまる土曜日と日曜日の売上が目立つようになりました。このように売上の傾向が明らかになった理由は、外れ値を無視してグラフ表示の最大値を修正したからです。

しかし、これでは外れ値の売上高を誤って解釈してしまいます。そこでさらに修正を加えたものが以下のグラフです。

修正したグラフの上限が切れた18日の金額を追記し、色を変更しました。修正によって直感を活かしやすくなったのではないでしょうか。つまり、売上の背景が一段と明らかになったのです。

では、これで棒グラフが見やすくなったかというと、イマイチではないでしょうか。そこで、もう1つ改善する方法をご紹介します。

それは「層別」です。

層別

層別とは、データを区分けすることです。ここでは「売上」というデータを扱うので、たとえば「購入者の性別」、「乗り物別」、「天候別」、「気温別」、「平日という層別」などがあります。実務ではできるだけ瞬時に反応することが求められます。言い換えると、直感を活かすということですね♪

また、層別できても対処できること対処できないことがあるので、たくさん層別できればいいワケではありません。

今回、Aさんに必要だった層別は「曜日」です。ここでは月曜日から金曜日までを層別しました。

層別

いかがでしょうか。18日は例外として、月曜日は必ず他の平日以上の売上高があったことに気づいていたでしょうか。ここからは状況に応じて対応が異なります。たとえば月曜日の人員配置数に余裕を持たせるなど。これが層別のポイントです。「分かる人には、分かるモノがある!」とは、こういうことです。

日常的に目をギラつかせていると、2重3重の層別が行えるようになります。そうすると一見、対処方法がないと思われる「天候別・気温別」に対しても「雨の日割引」「気温に左右されない乗り物とは?」と発想できるようになり、層別は知識からビジネススキルに成長します。

まとめ

コメディのように見えたAさんのテンションの上がり方を「くだらん!」と切り捨てることは簡単です。また、そもそもAさんが口出しすべき内容だったかどうかという点については、ここでは置いておきましょう。
ただ1つ言えることは、Aさんが目をギラつかせて会議資料を作成しようとしなければ、層別の話題にもならなかったことです。

何を隠そう私は『棒グラフ』を作りながら、たくさんのことを学びました。棒グラフを黙々と作成している人作成された棒グラフを見る人とでは、見えている景色が違う(目的が違う)ために「棒グラフくらいで、何が分かるんだよwww」という誤解が生まれることがあります。

ビジネススキルは急に身に付くものではありません。普段から目をギラつかせながら高める層別のような知識は、なおさらです。たとえ「7日間のうち2日間は他の日よりも売上が増加している!」というメンバーが現れたとしても、新しい芽を摘まずに育てる大切さがお分かりいただけたでしょうか。

「外れ値」や「層別」は、経営、人事、経理、営業、製造などオールジャンルで使えるビジネススキルです。コスト、参加人数、生産量、不良品数、データ件数など何にでも使えます!

ぜひ、明日から使ってみてください♪

・ 関連記事は ٩(o-o)/ こちら
社長 机